2010年8月30日月曜日

母親大会 in 福島

8月28・29日、福島で開かれた日本母親大会に参加しました。

 7000人集まった全体会の記念講演の講師は、東北大学名誉教授の日野秀逸さんです。

日野さんは最初に、母親大会が途切れることなく56回も続いてきたのは「生命を生み出す母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます」という要求が普遍的だからだと述べられました。

つづいて「日本は女性の、教育の水準は高いが社会的自立の度合いは低い」「社会保障の発達したスウェーデンでは、国会議員の半数近くが女性だ」などと、平和にくらしていくために女性の果たすべき役割の大きさについて、お話してくださいました。

2日目は、小森陽一さんと康成銀さんの「韓国併合」の分科会に出ました。

併合条約が発効されてから、ちょうど百年目となったこの日、この分科会はたいへんな人気で、会場に入りきれず他の分科会に行く人がたくさんいました。

また、男性の参加者が多いのも特徴的でした。小森さんから「徳川幕府が崩壊したとき、それまでの武士に敵意をかきたてる対象として朝鮮半島があげられた」。
康さんから「足尾銅山で犠牲になった中国人250人には慰霊碑があるが、常時5000人いた朝鮮人に対しては何もない。
その当時に比べ、『韓国併合』の講演にこれだけの人が集まることに歴史の発展を感じる」などのお話がありました。

オプショナルとして、遊覧船で松島を見学し、秋保温泉にもつかり、楽しいひと時を過ごすことができました。

送り出してくださったみなさん、ありがとうございました!