2010年11月28日日曜日

いのち守る社会保障を

11月28日、札幌で「国保改善運動全道交流集会」が開かれ、中央社保協事務局長の相野谷安孝さんが「国保『広域化』の問題と国保改善運動の課題」と題してお話してくださいました。

国民のいのちと健康を守るのは国の責務であり、それを具体化したものが国民皆保険制度です。しかし、国保料・税の値上げが相次ぎ、国保料・税を払えば生活できないという本末転倒の事態が起こっています。昨年1年で、全日本民主医療機関連合会関連の病院に係り、いわゆる「手遅れ」で亡くなった人が47人います。
そのうち10人は正規の保険証を持っていました。おそば屋さんを営む65歳の男性は、自覚症状があったものの、忙しいのと3割負担が重く受診をせず、やっと入院した2週間後に亡くなっています。

国民のいのちと健康を守るため、旭川でも、無料・低額診療制度を導入した経験や、国保料引き下げを求める署名1万7千筆を市に提出するといった運動が起こっています。国保の改善は、来年のいっせい地方選挙の争点として押し上げていきましょう。