2010年11月13日土曜日

21世紀に生きる今野大力

11月13日、「今野大力没後75周年のつどい」が開かれました。

今野大力の詩に曲をつけた歌を、合唱団『ペニ・ウン・クル』が爽やかなコーラスで歌い、詩人の佐相憲一さんの講演がありました。

母子家庭で育ち、いじめられた経験のある佐相さんは「政治や経済だけ発達したら幸せになれるのか」との思いで、17歳から詩をかき始めました。

今野大力に対し「社会派でありながら心うるおすナイーブな叙情性がある」など、詩人らしい鋭い感性で語りながら、素敵な声で詩の朗読もしてくださいました。権力に立ち向かいながら詩を書き続けた大力の、強い思いが伝わってきました。