2011年8月21日日曜日

原水爆禁止世界大会 in 長崎 - 核兵器も原発もいらない

8月7日~9日、2011年原水爆禁止世界大会が長崎で開かれ、北海道からは149人、道北からは旭川、富良野、名寄、士別から11人が参加、共産党旭川地区委員会を代表して石川厚子が参加しました。
「パネル討論:核兵器・原発とエネルギー問題」の分科会は、会場を埋め尽くす470人の参加で、関心の高さがうかがえました。
パネリストのひとり、日本共産党・衆議院議員の吉井英勝さんは、「原発を太陽光に置き換えるなら必要な土地は1千平方キロメートル、これは在日米軍基地が占有している土地と同じ面積だ」と話され、再生可能エネルギーの爆発的普及の必要性を訴えました。
北海道代表団の結団式では、10歳のときに長崎で被爆した大塚さんのお話を伺いました。大塚さんは、被爆時の体験を「思い出しているんじゃない、どうしても忘れられないんだ」と語られ、「今でも8月9日が近づくと気が滅入る」とのことです。「核兵器なくそう女性のつどい」でも、2人の女性から被爆体験をお聞きしましたが、共通しているのは、「自分は生き延びてしまった」という罪悪感のような思いです。
今年、3月11日に起きた大地震と大津波、それに続く福島原発事故で、大切な人を亡くした方、「自分はどうすることもできなかった」とご自分を責めている方が、どれ程いるのだろうと考えると、心が痛みます。
「核兵器の廃絶」はもちろん、「原発」に頼らず自然エネルギーへの転換を、政治の責任で一刻も早くすすめなければなりません。そのことを強く感じた世界大会となりました。